今回は、私が読んで参考になった育児本をご紹介します。
子どもの発達や知育について科学的に教えてくれる本や、日常的に子どもに対して何を心がけ、どんな態度で接すればよいかの参考になる本です。
●『いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55』
トレーシー・カチロー著、2016年
アメリカで出版されたもの。育児経験者の筆者が、最新の科学論文などに基づいて「今の学術研究上、これがベストな育児法」と言えるものを紹介しています。
タイトルだけ見ると「55もあるの?」と身構えてしまうかもしれませんが、語りかけ、遊び、睡眠、しつけなどのジャンルごとに小さなトピックに分かれていて、気になるところから読み進めればOK。文章も短くまとめられていて読みやすいです。
子どもの才能を伸ばす育児のコツを知りたい、または最新の子ども研究に基づく理想的な育児方法をざっくりと掴みたいときにおすすめ。
●『フランスの子どもは夜泣きをしない -パリ発「子育て」の秘密-』
パメラ・ドラッカーマン著、2014年
こちらはパリ在住のアメリカ人著者がフランス流の子育てを観察・取材したもの。
「子どもに介入しすぎない」、「褒めすぎない」、「主導権を握るのは親」など、アメリカ人の親だけでなく日本の私たちにとっては少し意外な育児スタンスが紹介されています。
また、寝かしつけの章は赤ちゃんが生後半年以内に夜通し眠れるようになるためのヒントが詰まっています。
ただし前述の『最高の子育てベスト55』に比べると文章のボリュームがあるので、赤ちゃんのお世話の真っ最中に読むにはハードル高め。
寝かしつけの章だけ出産前に読んでおいて、他の章はしつけや食育などの内容なので、1歳ごろになってから読めばOKかなと思います。
●〈番外編〉『育児の百科』
松田 道雄著、1967年
こちらは私は読んでいませんが、ご紹介しておきます。
なんと60年近いロングセラー。「教科書どおりにいかなくても大丈夫」と親の不安を和らげ、励ましてくれる一冊です。
瀧波ユカリさんの『はるまき日記』でも、ユカリさん夫婦の愛読書として登場します。
take-it-easy-m0m.hatenablog.jp
以上、がんばらない子育てを応援してくれる育児本をご紹介しました。参考になれば幸いです。